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祖母の育てたすずらんを母が活ける 2009年6月12日 (金) 母が送ってくれた写真を見て、祖母が育てたすずらんの香りを懐かしく思い出しました。 一人で管理するには広い畑なので、去年から草むしりだけはお手伝いを頼んでいるようですが、今も祖母は、昔と変わらないたくさんの種類のお花を育て、こんなに可愛らしいすずらんを咲かせていることを知り、とても嬉しく写真を眺めていました。 うちの母は、どんなおばあちゃまになるか想像すると…こわいっ 普通の日記 かなえキッチン : ごはん日記 2009年06月
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ブルーブルー/グリーングリーン 昔から、あまり物欲がなかった。 まだ幼稚園の時分、みんなが競って集めた美少女戦士のカードをねだった記憶はないし、嫌いな食べ物もなければ特に好きな食べ物もなかった。 もちろん与えられれば受け取る。 ただ、それを欲するという行為に縁がなかった。 つい一ヶ月ほど前に両親から誕生日祝いにもらったipodは、妹があんまりにもうるさいので(母の了解をとってから)あげた。友達にはなにやってんのよ、晶子は優しすぎる、と笑われたが、私は決して人より優しいわけではない。ただ、別に今のMDでも十分だと思ったから、そして妹がうるさいから。 そう、『回避』行動をとっただけだ。 その私が、これまで十六年間生きてきた中で、おそらく初めてではないか、という感情に襲われている。 『回避』行動なんてもちろんとるものか。 これは『私』の。絶対。 と言っても、それは簡単に手中に落ちてくれそうにはない。 それ以前に、今までなにかを『自身から進んで得る』というアグレッシブな行動に出たことのない私は、こういったことに関する作法がまるでわからなかった。 あぁ、神様。私は今までなにかをねだったりすることはありませんでした。 これからもねだったりしません。だからお願いです。 笹川先生を私にください。 「先生」 目の前の白い山は動かない。 無視された。 「先生」 「・・・・・っくぅ・・・・」 山はかすかに動いたものの、小さくうなっただけ。 手の中のことに集中しているらしい。まったく私の存在を無視している。 「先生」 「・・・・・・うわっ!っ・・・・あーあぁ・・・」 白い山が動いた。 ずるずると背を伸ばし、黒い髪がてっぺんに現れて、その山は成長をとめた。そしてくるりと振り返る。多少汚れた白衣が小さく翻った。 「・・・唐澤。おかげさまで俺は今日も美しいグリーンを見れなかった」 まぶたを平らにした男性は恨めしそうに私を睨んだ。私はその視線を大して気にもしない。 つんと鼻をそらして、白いつるつるの床を滑って先生の横に並び、その手の内を覗きこんだ。そこには青い液体の入った試験管。 「あーらら。『絶望の青』ですか」 「俺は最近毎日これを見ている気がするよ」 まるでゴキブリかなにかでも見るような目つきで、先生は試験管を見下げた。もちろんそこには捕らえられたゴキブリではなく、単純に絵の具の青を水で溶かしたような、単純な美しさの青い液体が揺れている。 私は笑った。 「私のせいですか」 「唐澤が突然声をかけなかったら今日は『輝く草原』が見られたのに」 嘘付け。私が声かけてから五秒後に失敗したくせに。 「突然じゃないですよ。三回かけました、声」 三本の指をびっと先生の目の前に突き出すと、反射的に先生は避けた。危ないだろうが、としかめっつらそのままに水道へ試験管を移す。蛇口をひねると、白い水が勢いよく陶器の洗い場をたたく。試験管をその水圧にさらすうちに、青い液体は薄くなり、やがて消えていった。 「もったいない」 「もったいなくない。僕はもう『絶望の青』は見たくない」 試験管洗いで丁寧に洗う先生。そこまで青がお嫌いですか。 「え、でもきれいじゃないですか。青色」 先生のネクタイも青色ですよ、と言うと先生は苛立ったようで、乱暴に蛇口を閉めた。閉まりきらずにちょろちょろと流れつづける水に気づかず私に向き直り、ぐっと手の試験管を握りしめる。 「そういうことをいってるんじゃない。俺はブロモチモールブルーの青色になるって言う結果が嫌」 「先生、蛇口」 「ん?あ、あぁ」 先生は慌てて蛇口を閉めた。ちょろちょろと言う音が消える。代わりに私の忍び笑いがもれる。 「どうでもいいこと言ってるからです」 「・・・・唐澤にはわからんだろう」 はいはいわかってますよーと適当に返事をして私は机に腰かけた。 この理科準備室は薬品の換気の為か、窓がいやに大きい。その窓から見える木はまだ青々と茂っていて、暦の上では秋と言うことがまったく実感できない。その上今年は例年以上に暑いらしく、秋になるとクリーニング屋の袋から取り出すカーディガンも私の腰で縛られたまま、その役目を果たす機会はまだ一度もやってこない。 見下ろすと、学園祭のクラス準備に生徒が奔走している姿が見えた。ゆっくり歩いているのはごく少数で、近所の量販店から失敬して来たのであろう段ボールを何枚も担ぎ、えっちらおっちら働きアリのように歩いている。 あぁ、やっぱり大道具係にならなくてよかったなぁ。だってあんなのにかり出されたら、ここにこれなくなってしまう。 「はーあ・・・」 思考が近い現実に引き戻された。ため息の方を見ると、先生はまた白い山になって今度はコーヒーメーカーをいじっている。まるで今日一日ずっとマラソンして、やっと家に帰って初めて出す声のようだった。 そして愛しいものの名を呼ぶ。 「俺の『輝く草原』・・・」 まだ言うか。 私はいつものことながら眉をしかめた。 ブロモチモールブルーはPHによって色が変わる。黄色から青に変化するのだが、その中間地点のPH7ラインで緑を迎える。それ以上、ほんの0.01滴でも垂らせば溶液はたちまち青に変わってしまう。その緑を出すのは大変難しく、授業の実験でうちのクラスはとうとう一班も成功が出なかった。 先生はこの幻に近い緑を恥ずかしげもなく『輝く草原』と名づけている。そしてその一線を変えてしまった、彼からすると失敗作が、『絶望の青』なのだ。 先生はこの『輝く草原』がお気に入りで、放課後帰る前にいつもこの実験をしてから帰る、という執心ぶり。 ただ、ここしばらくは失敗に終わっているらしい。 「はーぁ・・・ったく、唐澤。おまえ、クラスの練習は?」 おまえのクラス、『ヘルススプレー』の劇だろ、と言って先生はコーヒーメーカーから離れた。愛しいブロモチモールブルーを両手で持って戸棚にしまう。 あぁ、ブロモチモールブルーになりたい。 先生の手自らによって丁寧に戸棚の右から三番目に収められたただのビンにさえ、私は妬く。 苛立ちが自然と足をぶらぶらさせた。 「ありますよ。そりゃあ」 「行かなくていいのか?」 「教室いったら選択授業から帰ってない子の方が多かったんで、まだ始まんないっぽいです」 嘘だったりする。友達の明美にトイレと言付けてトイレを通り過ぎ、この理科準備室にやってきたのだ。明美にはトイレ=笹川先生だと以前から告げてあるから、しばらく戻らなくても上手く言ってくれているだろう。まぁ第一、モブの一人なんていなくても誰もなにも言わないと思うが。 「おまえ、なに役?」 「町人Cです」 「台詞は?あ、ない?」 「“ご飯は食べたの?”ってレイシーに言います」 「レイシー?」 「主人公。」 「そーか。・・・そういやどっかの『ロミオとジュリエット』やるクラス、もめてるらしいな」 「あぁ、なんか・・・らしいですね。もう片付いたみたいですけど。」 「ふーん。おまえのクラスは?もめてる?」 「ぜーんぜん。みんなノリノリで怖いぐらいです。あ、優勝したらなんかおごってください」 「担任におごってもらえ。俺はこのコーヒー飲んだら帰るからな、おまえも出ろよ」 「・・・はーい」 どす黒い、ちょっと艶めいた液体の入ったフラスコをゆすった先生に飲むか、と聞かれて私は首を横に振った。 この部屋には砂糖やミルクなどは存在しない。先生がブラック派だから。 「ガキ」 いつもの台詞で、いつものように、笑われた。目を伏せて、口角をあげて、先生は小さく笑う。 「十月八日の誕生日きたら十七歳です。結婚できますよ。既に」 「コーヒー飲めるようになったら結婚しなさいお嬢ちゃん」 「じゃあ」 ”飲めるようになったら、先生、お嫁さんにしてくれます?” その言葉をぐっと飲み込んだ。危ない危ない。言いたいのは山々だが、客観的に見てキモ過ぎる。そりゃ言ってうんいいよって言ってくれるんなら、言う。キモくても何でも。一晩中言って婚姻届に判を押してくれるなら、晩中でもぜんぜんいける。 しかしながら、私から見て、先生にまったくその気は見受けられないわけで。今の私は『放課後に実験邪魔しにくる一生徒』としか見られてないのは明白なわけで。 「“じゃあ”?」 先生は言葉に詰まった私を促すように視線を向けた。 「・・・練習しときます。毎朝」 「ん。がんばれ」 「旦那さんが・・・ブラック派だったときの為に、ブラックで」 「慣れないやつが朝っぱらからブラックで飲んでたら胃に穴あくぞ」 気づけよ、馬鹿。 神様仏様。 私はなんでこんな先生とか、フラスコでコーヒー飲むのが好きとか、ブロモチモールブルー命とか、わけわかんない邪魔オプションのついた人間を好きになっちゃったんでしょうか。もっと無難な人なんてこの学校に山ほどいそうなのに。もっと素敵なオプションのついた人は沢山いるのに。あのみんなのアイドル神木君とか。隣のクラスの蜂巣君とか。 でもね、神様。好きになっちゃったんです。 他の男はもう有象無象に見えるんです。あの戸棚に並んでる薬品のビンみたいに。 私にとってのブロモチモールブルーは笹川先生なんです。 だから神様、世界中のブロモチモールブルーから緑色を消すか、私に先生をください。 「ほら、さっさと教室行け」 「明美、明美」 袖を引っ張られた。なに、と傍らを見やると、友達の晶子が口元はニヤニヤ、目は上目使いと言うなんともアンバランスな顔で私を見ていた。 「トイレ、私、トイレね」 「あ、うん」 「分かってる?トイレ、ト・イ・レ!」 「?一緒に行こうか?」 「違うって!ほら、私前に言ったじゃん!」 「え?あぁ!」 そこで私は思い出す。以前、晶子が暗号じみたことを言っていたことを。単刀直入に言えばいいのに。『笹川先生に会いに行く』って。しかし晶子にはこのばかばかしいことさえ、恋愛のエッセンスの一つなのだろう。 「OK、OK。『トイレ』ね。いってらっしゃい。上手く言っといてあげる」 「あーがとー!」 小声で言って、晶子はそろっと教室から出ていった。目を教室中央に向けるが、幸い誰も晶子の脱走に気がついていないらしい。演出の子は相変わらず台本を丸めて振り回しているし、主人公の子は同じ場面を壊れたレコードみたいに繰り返してなんか違うなぁ、と端から見たらぜんぜん分からない違いに悩んでいる。進行状況からすると、『町人B』の出番はまだまだ。ひまだけれど、特に用事も無い。 晶子がいなくなって、私の隣にはぽっかり一人分の穴があく。並行移動してその穴をふさぎ、私は劇に熱をいれている子達の奥、壁一面をふさいでいる黒板を見た。六限の現国の板書がそのまま残っている。掃除当番が掃除する間もなく練習が始まったから当然と言えば当然かもしれない。餅月先生の字は達筆すぎるのか、書道の心得の無い私には読みづらくてたまらなかった。 晶子はもう理科準備室についただろうか。 友人の嬉しそうな顔と共に笹川先生の顔を思い浮かべようとして私はあせった。 笹川先生って、どんな顔だったっけ。 一年のときに化学を受け持ってもらっていたが、もう半年も前のことだ。今物理を習っている先生の顔に、その地位はきれいにすりかえられている。 まぁ、いっか。 笹川先生なんてどうでもいい。第一、晶子には言えないが、なんであんな冴えない男が良いんだろう。今まで大して自分の欲というものがなさそうだった晶子が二学期のはじめ、 「明美!私、好きな人ができた!」 こそこそと言ってきたのがこともあろうに評判のマッドサイエンティスト先生だった。不細工ではないが、特にカッコ良いわけでもない。フラスコでコーヒー飲むし。あれなんか薬品混じってそうで嫌。 あんなやつより、杉谷先輩のほうがずっと良い。 杉谷先輩のほうが。 はじめて見たのは、五月。今でもはっきり覚えてる。 ゴールデンウィークにもかかわらず提出プリントを忘れたために休日出勤と相成った私は一人でとぼとぼと登校した。プリントを渡して帰るだけ。登下校の計五十分がすごく無駄な気がした。いや、実際無駄だった。その帰り道、十字屋にでもよって帰ろうかと考えていた私の目に、ふとグラウンドが映った。サッカー部が他校と練習試合をしているらしく、ボールに群がる男子の姿が見える。 空をつき抜ける怒鳴り声、砂埃。 がんばれよー。 他人事の私は心でそうつぶやいた。その時、だった。 グラウンドで、一人。そう、一人が、私の目にとまった。一瞬で私の目はその人を拡大した。私はフェンスにしがみついた。汗があごから落ちていた。ちょっと走っては戻り、時にはダッシュする。結局試合が終わる頃、私の指にはフェンスの痕がくっきりと刻みついていた。 その人が、杉谷修也先輩だった。 次の日にはクラスのサッカー部員に聞き込み、名前と、そして彼女がいない、と言う情報を入手した。あんなにカッコいい人に何で彼女がいないんだろうと思ったが、いてもらっても嫌だったので普通に喜んだ。 晶子には、なんとなく言えなくて。それは晶子に好きな人がいなかったと言うのも有るし、恥ずかしかったのと実らなかった時のことを考えるとやっぱり言えなかった。 自分でひそかに暖めた恋だった。 今思えば、なんて乙女だったんだろうか、自分は。今まで周りの恋をした友人にはさっさと告っちゃえ!とびしびし言っていた自分が、こんなにも臆病で小さな心を持っているとは知らなかった。 よく遅刻すること。今でも幼なじみと仲が良いこと。先輩のことは何でも知りたかった。廊下ですれ違えば一日が幸せだった。できる限り、帰るときはグラウンド側を通って帰った。朝のニュースの星座占いで、相性が良い星座に先輩の星座があがったときは、特にわけも無くどきどきしていた。 そしてその日は突然来た。ミンミンとセミが鳴き始めた日。 その日は体育が六限で、晶子は直接帰るということだった。体育館シューズを持って帰るのが億劫で教室に戻ることにした私は汗をかいた髪をくくりあげて更衣室を出た。クラブの時間は既に始まっていて、渡り廊下に人気は無く、自分のローファーの音がやけに響く。 後ろから、走る音が聞こえた。振り向いた。杉谷先輩だった。瞬間、私の心臓が大きく鼓動をはじめた。準備ができてない。あせる私をおいて、ユニフォームではなく制服姿の先輩は私をすっと追い越していった。 「あ、あの!」 ぴたっととまった大きな背。振り返った顔には驚愕が張りついていた。猫みたいだった。声をかけた自分に、さらにあせる。先輩は自身を指差した。 「・・・俺?だよな?」 「え、は、はい、あの、・・・きょ、今日はサッカー部は」 「あー、うん。今日は顧問が出張だから、休み」 先輩はかばんを持ちなおした。すごい。私、先輩としゃべってる。私の言葉に、先輩が返してくれている。馬鹿馬鹿しい事に私は感動していた。 「あ、あの私」 「ん?」 脳の片割れで、鐘の様に言葉が鳴る。私が以前人に対して言っていた言葉を、今度は私に。 脳のもう片方が戸惑っているうちに、口はその言葉に従った。 「・・・・・・・・・・・・す、きです」 「え・・・・・あ・・・・・お、俺?」 「・・・すみません、こんなこと、突然。し、知らないやつに言われても、怖いですよね。すみません」 「いや・・・そうじゃなくて・・・」 先輩はあーとワックスで立てていた短い髪をガリガリとかいた。そして私に目を向ける。と、思ったが違った。私の後ろ、渡り廊下の奥の奥。それよりもっと、遠いところを見た。その目に、私は絶望を予感した。 そして。 「ごめん。俺、今そういう系考える余裕ねぇんだ」 「・・・は、い」 声が自然に震えた。唇をかみしめる。泣くな、泣くな。こぶしを握りしめる。泣くな、泣くな。 「えっと・・・・わるい。友達と待ち合わせしてっから。ありがとな」 じゃ、と手をあげて、先輩はまた走っていった。あたりまえだけど、一度も、振り返らずに。 誰もいない教室に帰って、ロッカーにシューズを放り込んで、うずくまって、泣いた。 その日から、グラウンドの傍を通って帰ることは無くなった。 好きだった。好きだった。私の存在に気づいてもらえなくても。 好きだった。好きだった。ただ、そこに先輩がいてくれるだけで。 好きだったのに。 ミンミンとセミが鳴き始めた日。夏のはじめ。恋の終わり。 「ただいまー!」 晶子がこそこそ帰ってきた。埋めていた穴をあけてやると、するりと滑りこんでくる。 「んで?どうだった?」 「進展なーし。」 人差し指で×を作って、それでも嬉しそうに晶子は笑った。 私にもこんな時期が有ったなぁ、と私は孫を見るような気持ちで晶子を見た。私の恋は、もう終わった。あの後、先輩とすれ違うたび私を苦しめていた胸の疼きも途絶えて久しい。もう恋なんて、出来ないと思う。恋に対して、心の中が白い空洞を作ってしまっている。そこだけ、千切り取られたように。神は死んだ。 晶子は嬉しそうに笹川先生の行動を一つ一つ報告する。正直あの教師などどうでも良いが、なんとなく気持ちは分かるので相槌やらを交えながら聞いてやる。 「それでね、先生、コーヒーを」 「町人C誰?!もう下手から出てるでしょ?!誰?!」 演出の子が台本を振り上げて怒鳴っている。クーラーがきいている教室だというのに汗だくで。晶子は悲鳴にも近い返事をして慌てて教室の中央に向かう。 「はいっ!」 「もう、ちゃんと自分の出番のタイミングは覚えといてよ!」 「ごめんー!」 そしてまた劇の練習が流れ始める。町人Bの出番は次の場面だ。自分の台詞を頭で反芻して私は待った。 「唐澤、抜けてただろ」 突然の声。驚いて傍らを見やると、達山がにやりと笑っていた。 いつの間に来たんだカバディ部。 「トイレよトイレ。女の子にそんなこと聞かないでよね」 「トイレ通りすぎてたぞ、唐澤」 晶子の馬鹿。見つかってんじゃん。 「・・・・ちょっと用事、用事」 「ふーん。男?」 達山の癖に、鋭い。 「かもね」 「・・・・元気出せよ」 「は?」 言ってる間に頭をポンとなでられた。わけがわからない。でも、不意打ちだと思う。 「なにが?」 「いや」 達山が苦笑した。目を泳がせ、首をポリポリとかく。 「元気なくね?」 「だれが」 「おまえ」 「・・・・かもね」 ため息をついた。なぜこいつに気づかれたんだろう。自分でも言われてはじめて気づいたのに。 「だろ?ここは友達としてほっとけねぇかなぁと」 「ん、アリガト、アリガト」 「なんか余計なお世話って顔に出てるぞ」 「まぁね」 「カバディカバディカバディカバディ――――」 なんなんだと見ると、既に傍らに達山はいなかった。『カバディ』とつぶやきながら廊下へ出て行く後姿が見える。やっぱりカバディ部は分からない。 でも。 さきほどポンとされた頭を、髪を直すふりをして触れてみる。 やば、ぐっときた、かも。 いやいや! 確定じゃない。まだ、確定じゃない。 だってカバディ部とかそれも達山とか・・・ありえない、し。 それに、恋なんてもう、したくない。苦しいし・・・。うん。 緑、いまだ深き日。秋のはじめ。 恋の―――。
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No 名前 ★ コスト 属性 タイプ 限界突破 HP アタック ガード 0040 フリーアイス ★★☆☆☆ 6 氷 プリースト - 120 10 14 スキル Lv:-- キュアパワー★1 回復時の効果が+30% Lv:+15 キュアパワー★2 回復時の効果が+40% かなり高位の聖職者一族。氷の神様に仕えている。
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ここは、トリステイン魔法学院の第一演習場。穏やかかな春の気候ででしたが、そろそろ夕暮れに差し掛かり少々肌寒くなってきました。 生徒たちは、羽織っていたマントを体に巻きつける様にしながら無言で待っていたのでした。 話は少しさかのぼるりますが、今日の午後から二年に進級した生徒たちによる「サモン・サーヴァント」が行われていました。 今後の魔法使いとしての一生を決めるといっても過言ではない重要な儀式なのでした。 生徒たちの殆どが成功を収め「コントラクト・サーヴァント」 も済ませることが出来ていました。一人の例外を除いて・・・・ 一人の例外とは桃色の髪をした少女の事でしたが、この少女」同じ事を何十回となく繰り返しているのです。 詠唱→爆発→失敗→詠唱→爆発→失敗→詠唱→爆発→失敗→詠唱→爆発→失敗・・・・ 「目の前繰り広げられるある少女の行動にそろそろ飽きてきていた。」 これは、一人の例外を除いた生徒・教師全員の心理とも言うべきものでした。最初の頃は嘲笑や冷やかし等を送っていましたが回を重ねるごとに流石に黙ってしまったのでした 頭が涼しげな中年の教師らしき男性が少女に声をかけます 「ミス・ヴァリエール、そろそろ日も暮れてきました。サモン・サーヴァントは明日やり直す事として、今日の所は魔法学 院に戻りましょう」 「コルベール先生、後一回だけ・・・どうか後一回だけ挑戦させてください」 顔も服装も泥や煤だらけとなった少女は、やや涙目になりながら嘆願したのでした。 教師らしき男性は少し考えた後 「わかりました。ミス・ヴァリエール、落ち着いてからゆっくり集中してやってみなさい」 ルイズは教師に礼を述べるとゆっくり深呼吸し今までで一番の集中を始めるのでした 「諦めの悪さは私でも負けるかもね~」 褐色で豊満な胸を持ち赤毛の生徒が、先ほど自ら召喚したらしいサラマンダーを撫でながら呟いた 「タバサはどう思う?」 「興味ない」 自分の背丈より長い杖を持つ幼く青い髪の少女はそっけなく答えるのでした 「全宇宙のどこかにいる私の僕となる者よ! 比類なき力を持つ使い魔よ! わたしは心より求め、訴える!! 我が導きに答えよ!!」 力が入ったためか少々変わった詠唱の後、轟音とともに盛大に広がる爆発。先ほどと殆ど同じ光景、違うのはその爆発の大きさと幽かに見える何かの影・・・・ 「おい、何か居るぞ」 「ゼロのルイズが召喚に成功したのか!?」 「そんなまさか・・・・信じられん・・・」 遠巻きに見守る生徒達の声など耳に入らない少女は(やったわ! あたしはやったのよ!! ついに召喚に成功し たんだわ!!!) 徐々に煙が晴れてはっきりとその姿が見えてきます。そこには奇妙なゴーレムと思しき白い何かが存在していました。 コルベールが唸りながら呟きます 「ゴーレムの様ですが・・・浮いている上に・・・持っているあれはほうき???」 確かに、白いゴーレムらしき者は宙に浮いていました。それだけでも珍しいのだがなぜかほうきの様な物を持っていた。さながら掃除をしているかの様なその姿。 「掃除するゴーレムを召喚するなんて珍しいや」 「流石はゼロのルイズ!!一味違うぜ」 召喚したものを見ながら、嘲笑する生徒たち。しかし、ルイズの耳には届かないのでした。 (宙に浮いてるゴーレムなんて結構レアかも。ほうきなんてこの際どうでも良いわ!はやくコントラクト・サーヴァントを済ませて使い魔にしなきゃ) ルイズはサモン・サーヴァントが成功したこと。宙に浮くゴーレムを召喚できたことの喜びでいっぱいだった。大急ぎでゴーレムまで駆けつけると更に驚くべき出来事が待っていました。 「わたくし、庭を掃いていました。しかし、どこまで庭かわかりません。わたくし・・・」 「あんた喋れるの???」 白いゴーレムの呟きを聞いたルイズは驚いて声をかけました (よくわからない事言ってるけど言葉も喋れるゴーレム・・・かなりいいわ!!) さらに喜びを増したルイズはささやかな胸を張り貴族の威厳をかもし出しながら質問をするのでした 「あんた誰?名前は?」 「おとーさんです」 「へ?」 さらに、白いゴーレムはこう続けたのでした 「クイズ。私は誰でしょう?」 「へ?」 「ヒント。サンタさんではありません」 ルイズは少し考えた後、 「お、おとーさん?」 「当たり」 白いゴーレムはどこから出したのか右手でベルをカランカランと嬉しそうに鳴らしていました。 ルイズは白いゴーレムの左手からほうきを奪い取ると 「あああ、あんた!!あ、あたしの事バカにしてるでしょ~~~~!!!」 と顔を真っ赤にしながら叫び白いゴーレムをペシペシ叩きながら追い回すのでした・・・
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【検索用 くいすのおしかん 登録タグ 2024年 VOCALOID く オワタP 小春六花 曲 曲か 藤墅。】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:オワタP 作曲:オワタP 編曲:オワタP イラスト:藤墅。 唄:小春六花 曲紹介 それでは問題です。正しい良き曲はなんでしょうか? 曲名:『クイズのお時間』(くいずのおじかん) ボカコレ2024冬 TOP100ランキング参加作品。 歌詞 (fanboxより転載) Q.それでは問題です。答えをひとつだけ選びなさい。 四択問題です。正しい良き曲はなんでしょうか? 1.有名人、ランキングの常連が生み出した、誰もが知っている有名曲こそ正しい良き曲である。 2.タイアップ、大人気コンテンツの主題歌、カラオケで歌われている曲こそ正しい良き曲である。 3.歌詞が良い、専門家を唸らせた物語、小説・映画化された曲こそ正しい良き曲である。 4.知名度ない、だけど自分には刺さりまくる、自分の人生変えた曲こそ正しい良き曲である。 ねぇ ねぇ 答えて あなただけの意見 正直に聞かせて 音を奏でて狂え ねぇ ねぇ 音楽で人は救われるの? 馬鹿だね 嘘だよ 勝手に信じて喚け 音楽で誰かを救うとか 幻想論振り翳して 世迷言撒き散らして光悦 傍若無人に決めちゃって 何をしたいのか 生み出したいのか 信者侍らせて虚無虚無 狂った様を見せつけろ あぁ 回折限界突破して ねぇ ねぇ どうして 嘘に嘘重ねる? わからない わからない ボクに才能あるの? ねぇ ねぇ 天才は 軽々飛び越える 届かない 手伸ばす あの子みたいにはなれない やめて やめて 止めて 止めて 時間の無駄だ すべて諦めよう やめて やめて 止めて 止めて やめて やめて 止めて 止めて さぁ救われましょう 追憶の彼方 ねぇ ねぇ 助けて 抜け出せない渦よ (わからない わからない ボクに才能あるの?) ねぇ ねぇ 助けて ここは嘆きの檻よ (届かない 手伸ばす あの子みたいにはなれない) ねぇ ねぇ 壊れた心はどこへ行く くだらない くだらない 愛を歌うよ永久に ねぇ ねぇ 音楽で人は救われるの? 無駄だね 違うよ 勝手に信じて笑え Q.それでは問題です。答えは自由に書きなさい。 あなたにとっての、正しい良き曲はなんでしょうか? コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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アナライズアイズ ●特殊能力名『アナライズアイズ』 効果範囲:【遠距離】(近・中・遠のいずれか) 効果対象:【1体】(自・1体・全員のいずれか) 効果時間:【一瞬】分(一瞬・~分 1ターンは約1分) 能力内容: 目視した対象のステータス、能力の詳細について知る事ができる。 能力原理:200文字程度 能力レベル【3】(能力の強さ GKが設定します) 能力コスト【6】×1D6(能力レベルの2倍 狂気と死亡率の上昇値) 中二FS【】(能力コスト抑制) 制御知力【3】(能力を使うために必要な知力 GKが設定します 足りない知力×40%で能力が暴走します)
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旅人 まずは、最初の町から左下に向かっていき、オークの砦へ行く そしてオークの砦のオークCを倒し、ブロードソード+4を入手する 筋力を40まで振ったらすばやさを上げはじめ、100程度になったら 砂漠へ行き、ゾンビを狩る。 レベル30~35程度まで延々とゾンビを狩ったら、ドラゴンの山に行き、Gドラゴンを狩り続ける。 レベル50になったら神の祠に行き、転職してニート卒業 大抵の武器は筋力魔力必要ですので255にしておきませう by althea 戦士 闇の町で延々とGドラゴンを狩る 一度カルマを下げてハデスの魔弓を装備すると楽になる ポイントを振り分ける順位は 筋力>すばやさ>マナ>魔力>体力 体力は500以下にしておかないと後々つらい 騎士 最初の町から左下ではなく右下だったような -- あさ (2009-12-01 17 33 05) 名前 コメント
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ブルー ブルー 上限数値:報告のある最大の数値 スタイル:項目の上限数値がアップした時に使用したスタイル名 クエスト:アップした時のクエスト場所 上限数値 スタイル クエスト 備考 腕力 体力 器用さ 素早さ 知力 精神 精神 魅力 コメント コメント
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■キーアイテム■ 攻略情報をお待ちください。 名前 効果 入手場所 コスト 備考 名前 効果 入手場所 コスト 備考 名前 効果 入手場所 コスト 備考 名前 効果 入手場所 コスト 備考 名前 効果 入手場所 コスト 備考 名前 効果 入手場所 コスト 備考
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GX ─ 正義の味方カイバーマン編 ─ アニメ・遊戯王デュエルモンスターズGXにも登場した社長 34話ではカイバーマンとして(デュエルモンスターズの精霊) 35話ではデュエルアカデミアオーナーとして登場する 相変わらずの社長節が炸裂する もちろん社長の「ふぅん」は言葉の端々に炸裂 ※参考 http //www.nicovideo.jp/watch/sm316656 「恥を知れ!己が頂点を目指すというのならこのオレを乗り越えていけ!」 トラウマ発動している十代に放った台詞 隼人に「なんか無茶苦茶強引なんだな」と突っ込まれている ネタバレだが結局十代は社長を乗り越えはできなかった しかし社長、その似合わない長い髪と格好の方が恥を(ry 「オレの引いたカードは『正義の味方 カイバーマン』!!」 自分を召喚しちゃってます 効果はこのカードを生贄に手札からブルーアイズを特殊召喚するというもの(ちなみに攻撃力200) 誰なんだこんなカード作ったのは 「伝説を見せてやろう・・・出でよわが忠実なる僕!ブルーアイズホワイトドラゴン」 社長しか持っていないはずのこのカードをなぜ王様が! そして下の台詞に続く 「見るがいい!そして慄くがいい! 降臨せよ!『青眼の白龍』!!」 1体目のブルーアイズを召喚したときの社長の台詞 2ターン目に召喚させる社長は今日も絶好調 ちなみに「見るがいい」の部分は「ムール貝」という空耳がある とにかく社長は楽しそう。 「甘いぞ!貴様もその辺に転がっている凡骨デュエリストと同じなのか!貴様と戦いたがっていた青眼をがっかりさせるな!!」 滅びの爆裂疾風弾の効果でブルーアイズの攻撃がないと安心していた十代(社長曰く)に一喝 白竜の聖騎士を召喚してダイレクトアタックを仕掛ける しかし勝手に安心していたと決め付けてここまで言うのは流石としか言いようがない 「見えるハズだ!果てしなく続く闘いのロード!なのに貴様はここで立ち止まるのか!!」 ようやく負けた苦しみから立ち直りはじめた十代に投げかけた台詞 社長ご自慢のロードが炸裂 ちなみにオシリスと対峙したときの遊戯への台詞のパロである 「己がデュエルを 己のデッキを信じて進め!その踏み記したロード!それがお前の未来となるのだ!!」 そしてまたロード 果てしなく続く社長のロード発言である 「どうだ!!これが史上最強にして究極のドラゴンだ!」 アルティメットを融合召喚させた社長 前は兵器扱いしていたのに今回はきちんとドラゴンになっている 何気に昔との微妙な心境の変化が伺える台詞である 「強靭!無敵!最強ー!」 「粉砕!玉砕!大喝采ー!」 おなじみ社長三段活用 ナリはあれでもやはり社長は社長である 「己の力で立ち上がれるか……立てれば良し…立ち上がれなければそこまでだ!」 「負けを恐れれば立ち止まるしかない……負けて勝て!遊城十代!」 社長とのデュエルに負けた十代にかけた台詞 その言葉で十代は見失っていたものを見つけられた様子 社長はここまでいい人になっていたんだなぁ でも言ってることは矛盾してるぞ、社長 「よかろう……未来のロードは己が手で切り開くもの…デュエルアカデミアには貴様に負けるデュエリストなど一人もおらん!貴様がデュエルに勝ったら学園などくれてやるわ!」 万丈目兄たちにアカデミア生とのデュエルで勝てればアカデミア買収させてくれと持ちかけられたときの応答 その際ハンデとしてアカデミア生(サンダーだったが)は攻撃力500以下のモンスターしかデッキに入れれなかった こんなものに乗ってしまう社長のロードは素敵すぎる 「当たり前だ!!そんなくだらぬ報告などいらん!勝って当然!」 サンダーが勝ったという報告を受けての社長の台詞 そこまで他人を信じれるようになっていたのですね社長 これで負けていたら笑いものである